@住吉大社(すみよしたいしゃ)
A大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
B祭神
◎底筒男命(そこつつのおのみこと)
◎中筒男命(なかつつのおのみこと)
◎表筒男命(うわつつのおのみこと)
◎神功皇后(じんぐうこうごう)
C海上安全、家内安全、心願成就、縁結び、商売繁盛、子種
D花菱
E全国2300社余ある住吉神社の総本社
1800年以上の歴史がある
F大阪では「すみよっさん」と呼ばれて愛される神社です。
毎年初詣には200万人以上が訪れます。
見どころは反り橋のライトアップや200年前に建てられた御本殿。
御本殿は国宝建造物に指定されています。
ご利益の心願成就は「おもかる石」という石を、願い事を念じながら持ち上げると成就できます。
とっても重たいので、願い事を叶えるのは楽ではありません(笑)
あと行ってもらいたいのが境内の一角にある種貸社(たねかししゃ)。
良い知恵を授けてくれる神様がいて、商売繁盛と子種のご利益があります。
手水舎にはかわいい一寸法師もいますよ♪
●住吉大社・御朱印
●住吉大社・御朱印帳
住吉大社に来たら、必ず見ていただきたいのが「住吉反橋(すみよしそりはし)」。
「反橋」という名のとおり、半円状に反り返った形をしています。
住吉反橋は「浪速の名橋50選」にも選ばれており、ライトアップされた姿は「関西夜景百選」にもランクインしています。
大阪を訪れたら、行かないわけにはいかない名所ですね。
では、なぜ住吉反橋はここまで美しいのでしょうか。
それは、人と神とをつなぐ橋だから。
住吉反橋は「地上の人の国と、天上の神の国とをつなぐ架け橋」と言われているんです。
でも神様に近づくには、それなりに試練が・・・。
住吉反橋の傾斜はかなり激しく、最大傾斜は48度。
日頃私たちが「キツイなぁ・・・」と思っている坂道は、せいぜい8度。
急勾配で有名な国道でも20度ぐらいです。
住吉反橋の48度がいかに急であるか、おわかりいただけますよね。
階段にはなっていますが、お年寄りやお子さん連れの方は十分ご注意くださいね。
ちなみにこの住吉反橋、のぼるのも大変ですが下りるのはもっと大変との噂。
そう証言(?)するのは、日本を代表する作家・川端康成。
川端康成は小説「反橋」のなかで、こう語ります。
「反橋は上るよりもおりる方がこはいものです。私は母に抱かれておりました」
住吉大社には、この一節が書かれた文学碑があります。
この言葉には、川端康成自身の人生観が表れているともいわれます。
川端康成は己の人生を、住吉反橋に重ね合わせたのではないか・・・との説もあるんです。
そう聞くと、ちょっと切ない気持ちになりますね。
本当に「上るよりもおりる方がこはい」のか、足元に気をつけながら、ぜひ体験してみてください。
住吉反橋の魅力を、もっと堪能したい方は「観月祭」がおすすめ。
中秋の名月の日に行なわれる、住吉大社の特殊神事です。
美しい月に見守られながら、地元の子どもたちが「住吉踊」を披露。
さらに住吉反橋の上では、神職たちが和歌を詠みあげます。
詠まれるのは、全国から集まった和歌のうち特に優れたものばかり。
「観月祭」を観賞すれば、美的感覚も教養も深めることができますよ。
関西一のパワースポット「住吉大社」。
ご利益も境内の美しさも、間違いなくトップレベルの神社です。
住吉大社の境内は約3万坪と広いんです。
まず石鳥居をくぐります。
反り橋を渡って手水舎で清めます。
こちらの神社では龍ではなく兎なんですね。
少し歩いて第四本宮、第三本宮、第二本宮、第一本宮へと続きます。
お宮さんが4つもあり、それぞれ神様が祀られています。
第三本宮の近くでご祈祷やお守りなど頂けます。
摂社や末社が沢山ありますよ。