@今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)
A大阪府大阪市浪速区恵美須西1−6−10
B祭神
◎天照皇大神(あまてらすおおみかみ):日本の総氏神。皇室の祖先。
◎事代主命(ことしろぬしのみこと):大国主命(おおくにのぬしのみこと)の子ども。
外三神
◎須佐之男尊(すさのおのみこと)
◎月読尊(つくよみのみこと)
◎椎日女尊(わかひるめのみこと)
天照皇大神・須佐之男尊・月読尊は、イザナギから生まれた「三貴子」。
椎日女尊は謎に包まれた神。天照皇大神と同一人物との噂も・・・。
C商売繁盛、運気上昇、除災招福、豊漁祈願、航海安全
D丸に蔦
E創建は非常に古く、西暦6世紀頃。
推古天皇の時代までさかのぼります。
その頃、聖徳太子が四天王寺の建立に着手。
四天王寺を建てた地域の西方を守るため、守護神として祀ったのが始まりです。
F大阪で「えべっさん」として親しまれる神社。
商売繁盛の神様として、「商人の町・大阪」では欠かせない存在です。
えびす様といえば、ホクホクとした笑顔に鯛を持った姿が印象的。
鯛を持っている理由は、実はこの地域の「地理的歴史」に関係があります。
昔、今宮戎神社のあった地域は海岸沿いで、海産物が豊富に採れました。
そして付近一帯で市を開き、里の農作物と物々交換がされたとか。
今宮戎神社が漁業の神様であり、商売繁盛の神様でもあるのは、そんな「海岸沿いの売買の歴史」に基づいているんです。
「えべっさん」の商売繁盛・運気上昇パワーは、時を経るにつれてアップ!
今や「なにわ七幸めぐり」のひとつに数えられています。
大阪で開運を願うなら、絶対にはずせないパワースポットです。
●今宮戎神社・御朱印
●今宮戎神社・御守
G今宮戎神社といえば、有名なのが「十日戎」。
正月9日〜11日に行なわれるお祭で、「商売繁盛、ササ持って来い」の掛け声が境内に響き渡ります。
威勢の良さは、さすが大阪!
地域の商店主はもちろん、最近ではベンチャー企業の社長なども訪れるとか。
起業や独立を考えている方、次のお正月は「十日戎」に行くしかありませんよ〜!
さて、「十日戎」でぜひ拝みたいのが「福娘」。
金色の烏帽子をかぶった姿は、まさに福を呼ぶ女神。
大判や米俵をかたどった縁起物を福笹に結び、参拝客に授けます。
実はこの「福娘」、関西の女性にとって最高のステイタスとなる存在。
福娘になったことがきっかけで、相撲部屋のおかみや女性アナウンサーになった人も・・・。
恋愛や結婚、就活で成功したい女性は、福娘からたっぷりと「運」をもらっちゃいましょう!
そうそう、十日戎は3日間で100万人もの人出があるので、盗難も発生するとのこと。
商売繁盛のつもりが財産を奪われては仕方がありません。
えべっさんのパワーを無駄にしないためにも、手荷物には十分注意しましょう。
お子さんがいる方は、夏休みに開かれる「こどもえびす」もオススメ。
何と境内に「雪のすべり台」を設置。
真夏なのに雪遊びを楽しめちゃいます。
さらに「こどもえびす」では、「マンザイ新人コンクール」まで開催。
次代を担うお笑いに、えびす様もますます「恵比寿顔」になりそうですね。
それにしても、この今宮戎神社。
「どれだけ大阪らしゅうしたら、気がすむねん!」と突っ込みたくなるノリの良さです。
ずばり「日本でいちばん楽しいパワースポット」と言えるでしょう。
笑顔になれば、運気はグーンと上昇!
人生をうんとハッピーにしたい方、ぜひ今宮戎神社で、たくさんたくさん笑ってくださいね。