@平塚八幡宮(ひらつかはちまんぐう)
A神奈川県平塚市浅間町1−6
B祭神
◎応神天皇(おうじんてんのう):第15代天皇。
◎神功皇后(じんぐうこうごう):応神天皇の母であるため、聖母とも呼ばれる。三韓征伐で活躍。
◎武内宿禰(たけのうちのすくね):大和朝廷初期に活躍したという、伝承上の人物。理想の大臣像として描かれた人物ともいわれる。
C安産、厄除、家内安全、商売繁盛、交通安全
D鶴の丸
E歴史の深さは日本有数。
きっかけは西暦380年、関東地方を襲った大地震です。
当時、国を治めていた仁徳天皇が地震で苦しむ人々を思い、世の安寧を祈って創建しました。
今でも「相模國一國一社」の「鎮地大神」として、地域を見守っています。
F「災害除け」や「地域・家庭の平和」、「旅の安全」を願うなら、だんぜん平塚八幡宮!
仁徳天皇をはじめ、古代の天皇が次々と「世の平穏」を願い、寄進・造営をしています。
たとえば社殿は、推古天皇が「国家安泰」を祈って建てたもの。
さらに天武天皇はこの土地の税を寄進し、文武天皇は宝剣を献上しています。
そんな「国家安泰」に対する並々ならぬ思いが、評判を呼んだのでしょう。
徳川家康ら、歴史上屈指の武人が続々と参拝。
旅人たちも、道中の安全を願い平塚八幡宮を訪れました。
●平塚八幡宮・御朱印
御朱印や御守を頂くのはコチラから
待っている人に渡されたラミネートの待札 可愛い♪
平塚八幡宮は由緒ある神社です。
敷地は池などあって広いんですよ。
境内では、アヒルやカモの親子がのんびりお散歩。
ゆったりとした佇まいで、訪れる人の心を和ませています。
ところがこの平塚八幡宮、お祭りの時期になると一変!
大変な賑わいとなります。
お祭りのなかでも有名なのは「ぼんぼりまつり」。
毎年9月に行なわれるお祭りで、境内に数百ものぼんぼりが飾られます。
ぼんぼりに描かれるのは、人々の情愛こもった言葉や、子どもたちの絵の数々。
日が暮れて巫女さんが火を灯すと、境内は一気に幻想的な空気に包まれます。
「ぼんぼりまつり」で楽しみたいのが、商店街の賑わい。
境内につながる商店街は「大門通り」といわれ、平塚市最大規模のショッピングストリートです。
それもそのはず、平塚八幡宮は「旅の安全」にご利益がある神社。
江戸時代以降、多くの旅人たちが訪れたため、商業が発達しているんです。
今もなお熱気ムンムンの商店街は、「ぼんぼりまつり」が始まるとさらにヒートアップ。
美しいぼんぼりを愛でながら、グルメやショッピング、数々のイベントを楽しむことができます。
なお、「ぼんぼりまつり」に行く際は和装がベター。
浴衣や甚平などを着れば、いっそう気分が盛り上がりますよ。
また、平塚八幡宮は小さいお子さんがいる家庭に大人気!
境内で鯉やカモ、アヒルさんを見られることも人気の秘密ですが、実は「あるイベント」が評判を呼んでいるんです。
それは「奨学祭(しょうがくさい)」。
通称「ランドセル祓式」ともいわれる儀式です。
毎年3月末、ランドセルを背負った新1年生が社務所をお参り。
学業成就や健康、そして一番心配な「登下校の交通安全」を願います。
ただでさえドッキドキの1年生。
平塚八幡宮でお祓いをしてもらえば、きっとドッキドキがワックワクに変わりますよ。
地元の安寧と平和を見守りつづける平塚八幡宮。
「派手でなくてもいい、大過なく穏やかに暮らせれば・・・」と奥ゆかしい方にオススメの神社です。