@和布刈神社(めかりじんじゃ)
A福岡県北九州市門司区大字門司3492番地
B祭神
◎比賣大神(ひめおおかみ):日本を代表する海の神。
◎安曇磯良神(あずみいそらのかみ):古代の精霊。神功皇后に潮の干満を司る宝珠を与え、三韓征伐に貢献。
◎豊玉比賣命(とよたまひめのみこと):海神の娘。
◎日子穂々出見命(ひこほほでみのみこと):豊玉比賣命と結ばれる。
◎鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと):豊玉比賣命と日子穂々出見命の子ども。
C海上安全・交通安全、美容、恋愛成就、夫婦円満、子孫繁栄。
その他、人形供養も受け付けています。
D八重桜
E和布刈神社の歴史は古く、何と1800年超!
ヤマト王権の時代までさかのぼります。
「古事記」や「日本書紀」にも登場する伝説のヒロイン・神功皇后が建立の主役。
三韓征伐から帰ってきた後、祈願成就のお礼として建てたと言われています。
F非常に歴史が古いため、数々の伝説を生んだ神社。
「神功皇后の三韓征伐」というエピソードが手伝ってか、「壇ノ浦の戦い」前夜に、平氏一門が酒宴を開いたと言われています。
また、争いを鎮める「鎮護の神」としても評判。
歴代の将軍や大名が次々と崇敬し、足利尊氏や大内義弘などが神殿造営に協力しています。
●和布刈神社・御朱印
和布刈神社の「和布刈(めかり)」とは、「ワカメを刈り取る」という意味。
その名の通り和布刈神社では、「和布刈神事」という「ワカメを刈り取る儀式」が行なわれます。
儀式の内容は、旧暦元旦に3人の神職がワカメを刈り取り、神前に供えるというもの。
鎌と桶を持ち、松明で海を照らしながら行なわれる様子は、ただただ神秘的です。
なぜワカメを供えるのかというと、ワカメは繁栄の象徴だから。
スクスクと伸びるワカメは、人々の繁栄・隆盛を願うのにピッタリなんです。
「子孫繁栄」をお望みなら、和布刈神社は超おすすめのパワースポットですよ。
また和布刈神社は、福岡が誇る「あの」巨匠作家も愛した場所。
松本清張の長編推理小説「時間の習俗」に、和布刈神社は登場します。
しかも和布刈神事を撮影した写真が、真相究明の決め手になる設定。
境内の「松本清張文学碑」には、和布刈神事の様子を描いた一節が書かれています。
これは、ミステリーファンなら黙ってはいられません。
実はこの「時間の習俗」、何度も映像化されています。
それもそのはず、和布刈神社は関門海峡を下から眺められる絶景スポット。
九州と本州を結ぶ雄大な景色を目当てに、参拝する人も多いんです。
関門トンネルを使えば、「海底を歩いて渡る」というレアな体験もできますよ。
さらに和布刈神社は、美人になれる神社としても評判。
なぜなら祭神である豊玉比賣命は、神様のなかでも指折りの美女だからです。
つまり和布刈神社をお参りすれば、美人になれて、良縁に恵まれて、夫婦円満で、子宝にも恵まれちゃう!
しかも景色は、インスタ映えする超絶景。
アンテナの高い女性なら、「行くしかないでしょ!」と言いたくなる神社です。
近所の「めかり公園」は、桜の名所としても有名。
女性としての明るい未来に思いをはせながら、訪れてみてはいかがでしょうか。